米国で活躍したSDエンジン

米国で活躍したSDエンジン

クライスラー社には、UDエンジンだけでなく小型のSDエンジンを含めて、当社が生産する多くのエンジンが輸出された。SDエンジンは、独自の渦流式燃焼室を採用することで高速回転性を高めた2サイクルディーゼルエンジンで、1964年に4気筒60馬力、6気筒95馬力の2機種が開発された。SDエンジンは、当社の2トン積み小型トラックをはじめ、高級乗用車などに搭載されている。

クライスラー社に輸出されたUDエンジンとSDエンジンは、同社のマリン&インダストリアル部門により、プレジャーボートなどの小型船舶、小型の農業・産業機械向けのエンジンとして北米にとどまらず中南米にまで幅広く販売された。