バンコク工場で太陽光発電~生産現場の脱炭素化を促進~

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UDトラックス株式会社(本社: 埼玉県上尾市、代表取締役社長:丸山浩二、以下 UDトラックス)はバークレー・エナジー・コマーシャル・インダストリー・ソリューションズ(本社:シンガポール、以下 BECIS)と共同で、完成車工場の1つであるタイ・バンコク工場に当社としては初めて太陽光発電システムを導入しました。太陽光パネルの設置枚数は1,850枚で発電電力量は年1,477MWhとなり、同工場における電力使用量のおよそ25%を再生可能エネルギーで賄う予定です。

UDトラックスは、全てのステークホルダーにより良い生活を提供することを目的としたパーパス「Better Life」に沿い、2050年までにカーボンニュートラルを達成するため、再生可能エネルギーの積極的な活用や二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいます。

2015年のパリ協定で合意された気候変動対策の目標達成に向けてグローバルでの取り組みが進むなか、アジア各国の政府も自らの役割を果たそうと政策対応を進めています。タイ政府は2021年、2065年から2070年までにクリーンエネルギーへの段階的移行とカーボンニュートラル達成を目指す政策方針を盛り込んだ「国家エネルギー計画枠組み」を承認しました。こうした政府方針に伴い、民間企業でも低炭素経済・社会の実現に向け、再生エネルギー発電比率の向上、エネルギー効率の改善、CO2削減、電動化などの取り組みが求められています。

このような社会情勢を考慮しUDトラックスは、タイにおいて再生可能エネルギー由来の電力事業に実績のあるBECISをパートナーとして、生産現場の脱炭素化を進めることを決定しました。BECISはこれまでタイにおいて、工場や商業施設の屋根に太陽光発電設備を、初期投資費用ゼロで設置し、需要家に再生可能エネルギー由来の電力を提供する事業を行っています。

中期目標のCO2削減50%を目指して
UDトラックス生産部門シニアバイスプレジデントの笹岡博は、次のように述べています。「当社としては初めて、バンコク工場に太陽光パネルを設置しました。このような重要な目標を達成できたのは、サステナビリティへの強いコミットメントとパートナーとの素晴らしい協力関係のおかげです。生産施設にグリーンテクノロジーを活用することで、2030年までに二酸化炭素を2013年比で50%削減するという目標の達成に貢献します」

BECISタイランド社のコマーシャルソリューション担当ディレクター、ウーゴ・ベルナルは次のように述べています。 「UDトラックスの太陽光発電パネル設置プロジェクトに参加できたことを嬉しく思います。今回のプロジェクトにより、年間約700トンの二酸化炭素を削減できます。また化石燃料由来よりも低い価格で発電できることで、コスト削減につながります。グローバルで見た場合、モビリティ分野は持続可能性の取り組みの最前線です。UDトラックスは、今回のプロジェクトを通じ、サステナビリティに関する素晴らしいリーダーシップを発揮しています」

持続可能な物流・社会の実現にコミット
UDトラックスは「Better Life」という新たなパーパスを導入し、「Better for Logistics(より良い物流)」、「Better for the Planet(より良い地球環境)」、「Better for People(より良い社会)」、「Better for Business(より良いビジネス)」の実現に邁進しています。

上記パーパスに沿い、UDトラックスは「日本の商用車メーカーでサステナビリティリーダーになる」ことを目標として、持続可能な物流と社会の実現に貢献するため、とりわけ喫緊の課題である環境課題に関する取り組みを促進しています。

サムットプラカーンにある同工場では生産現場の脱炭素化を進めるだけでなく、工場から排出される産業廃棄物と一般ごみも含めた廃棄物のリサイクル率100%への引き上げ、埋め立て廃棄物ゼロ、および、エネルギー消費量の削減を最重要課題として取り組みを進めています。

UDトラックスは、これからも現状に満足せず、お客様を含む全てのステークホルダーの声に真摯に向き合い、持続可能な物流・社会の実現に向け、サステナビリティ活動を促進してまいります。

 

本件に関するお問い合わせ先

UDトラックス広報
Info.udtrucks.japan@udtrucks.co.jp

【UDトラックスについて】
UDトラックスは世界60カ国以上で先進的な輸送ソリューションを提供する日本の商用車メーカーです。1935年の創業以来、「時世が求めるトラックとサービスを提供する」というビジョンを掲げ、革新的な技術の開発で業界をけん引してきました。より高い満足を求めるお客様のため、私たちは信頼性の高いソリューションにより、スマートロジスティクスの実現に向けて取り組んでいます。大型トラック「クオン(Quon)」「クエスター(Quester)」から中型トラック「コンドル(Condor)」「クローナー(Croner)」、小型トラック「カゼット(Kazet)」「クーザー(Kuzer)」までのフルラインアップ、そしてカスタマーサービスと販売金融により、世界各国の様々なお客様のニーズに対応しています。

UDトラックスはいすゞ自動車株式会社のグループ企業です。