地元高校のSDGs企業説明会において、UDトラックスの取り組みを紹介

上尾高校での風景

11月4日、埼玉県立上尾高等学校で2年生361名を対象に開催されたSDGs企業説明会で、上尾市に拠点を持つ企業やグループ10団体とともに、UDトラックスの企業活動とSDGs*1のつながりについて説明しました。

埼玉県立上尾高等学校(嶋村 秀樹校長)では、これまで2年生の「総合的な探求の時間」のテーマとして、生徒たちがSDGsについての学びを深めてきました。今回さらに、「身近な企業のSDGsへの取り組み~君たちの身近に未来への責任を果たす大人たちがいる」というタイトルのもと、地元企業のそれぞれの特性を活かしたSDGs達成へのさまざまなアプローチや、生徒自身の生活との関わりを知ることを通じて「SDGsの視点からの地域貢献のあり方」について自ら考えられるようになることを目的とし、SDGs企業説明会を初めて開催しました。あらかじめ興味の対象ごとに割り振られた生徒たちは、30分単位で教室を移動しながら、参加団体からの説明を聞き、質疑応答を行いました。

UDトラックスでは、事業内容や製品を紹介して会社の全体像を知ってもらいながら、社会や物流業界が直面する課題とともに当社のサステナビリティの理念であるパーパス「Better Life(ベターライフ)」とそれに関連するESGやSDGsの取り組みを説明しました。SDGsが定めた17の目標にあてはまる具体例では、9番目の目標「産業と技術革新の基盤をつくろう」への取り組みとして、大型自動運転トラックの実証実験や、13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」として、大型電動トラックの市場投入の計画やバンコク工場での太陽光発電の導入、群馬部品センターの建物の遮熱材塗装、また、10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」として、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を重んじる企業文化などを取り上げました。

生徒からは、「トラックを造ることは地球に負荷もかけるが、そこで製品を工夫することでSDGsに良い影響を与えているのが凄いなと思いました」「トラックを作る会社でSDGsの取り組みを行い、それによって社会の課題が解決していくのはメリットがとても多そうだなと思いました。トラック製造会社ならではの課題もあり、初めて知る単語も多く身になりました」「多様性として日本でも31ヵ国の社員が働いているということにびっくりしました」などの感想があがりました。

今回の取り組みについて嶋村校長は「進学・就職とこれから社会に出る生徒たちにとって、企業から直接話を聞ける機会はとても貴重。今後も地元企業と協働できると大変ありがたい」と期待を表明されました。

UDトラックスでは従来から、地域社会への貢献として小学生向けの交通安全教室や上尾シティハーフマラソン大会への協賛などを実施してきました。今回はその一環として、SDGs教育のニーズが高まる教育現場からの要請に応えたものです。講師を務めたUDトラックスのCSR担当マネージャーの高木理恵は、「短時間での説明でかなり盛沢山の内容にもかかわらず、生徒さんたちの感想文を見ると、要点をおさえて理解してくれていることがわかりました。近年は若い世代のSDGsへの関心が高く、高校生ともなると知識も豊富で、なおかつ日常生活の一部としてとらえている印象を受けました。今回の説明会では、当社のSDGsの取り組みだけでなく社会や物流業界についても興味を持ってもらえたのはよかったと思います。」と述べました。

注釈*1) Sustainable Development Goals、2015年9月に開催された「国連持続可能な開発サミット」で掲げられた2030年を期限とする17の目標と169のターゲットからなる持続可能な開発のための目標