新型「コンドル」誕生
~内外装を全面的に刷新し、充実した先進安全装備でドライバー・周辺の安全に寄与~
Press release
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January 24, 2024
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:丸山浩二 以下、UDトラックス)は、新・中型トラック「コンドル(Condor)」をフルモデルチェンジし、本日より全国一斉に発売します。インテリアとエクステリアの全面的な刷新に加え、充実した先進安全・運転支援システムを備えた新型コンドルで、お客様の輸送ビジネスにさらに貢献してまいります。
主な特徴
エンジン
「4HK1」エンジン(190/210/240hp)を搭載。2025年度燃費基準(JH25)に対し、4HK1系GVW7.5t超の車型は、全車(ハイルーフは190psの設定なし)「達成」以上を実現しています。
エクステリア
フルモデルチェンジし、ダイナミックなキャブデザインへ変更しました。主な改良点は以下となります。
- ブランドアイデンティティを示すUDエンブレム一体型のフロントグリルの採用
- LEDヘッドランプの標準化
- オートライト標準化(法規対応、夜間走行中強制的にライトが点灯)
- ステップカバーの標準化(キャブヘッドランプ車が対象)
インテリア
従来のクリーンなイメージはそのままに、車内空間を最大限に活用し、収納スペースを拡大しました。高いホスピタリティ、ドライバーファーストのスピリットに則り、内装デザインを一新、機器類やスイッチなどを最適に配置し、使い勝手のよいキャブ内空間を演出しています。主な改良点は以下となります。
- 7インチカラー液晶大型メーターディスプレイの採用(メーターパネル中央部に設置、先進安全装置や車両コンディション情報を的確に表示)
- タッチパネル操作が可能な7インチセンターディスプレイの採用(AM/FMラジオ、Bluetooth®接続による音楽再生、SmartDeviceLink™対応アプリの操作、バックカメラ映像表示等)
- アクセルペダルの吊り下げ式への変更(凍結対策)
- オートワイパーのオプション設定(レインセンサーにより自動でワイパーが作動)
- ステアリング小径化
- 標準シート:シートの乗り心地を改善する低反発クッションの採用、運転席アームレストの一部標準化、運転席シートヒーター の新規オプション設定
- 高機能シートをオプションで新規採用(ベルトインシート・運転席アームレスト・シートヒーター等)
- 助手席フルフラット化(ベッドスペースの拡大)
先進安全装備
先進安全・運転支援機能を大幅に拡充し、ドライバーをサポートし、周囲の安全にも寄与します。
安全装備の高度化に伴い、よりお客様が選択しやすいように、安全装備にベーシック、スタンダード、アドバンス、プレミアムの4つのパックオプションを用途に合わせ設定しました。
主な機能は以下となります。
1) ブラインドスポットモニター(車両直前警報/側方衝突警報/交差点警報)
交差点進入時、車両直前の警報機能に加え、全車標準装備となる側方衝突警報装置(BSIS = Blind Spot Information System)が、車両左側に存在する自転車等を検知し、巻き込む可能性のある位置に存在する場合、ドライバーに危険を警報します。車線変更時に自車に近接する対象物の検知・警報が可能なパッケージもございます。
2) ドライバーステータスモニター(DSM)
インストルメンタルパネル中央に設置したカメラでドライバーの状態をモニターし、前方への注意不足を検知すると、音声と警告表示で注意喚起します。中速走行(30㎞/h~)は不注意運転につながる、ながら運転(視線を検知)を判断し、注意喚起を行います。高速走行時(60㎞/h~)は漫然運転につながる脇見(顔の向き・位置を検知)や居眠り・眠気(目や瞬きの状態を検知)を判断し、注意喚起を行います。さらに過度な眠気を検知した場合は、エアコンの冷たい強風が自動的に作動し、より強く注意喚起します。
3) 標識認識機能
車両前方にある道路交通標識をカメラで検知し、メーターディスプレイに表示し、ドライバーが標識を見落とすなどで意図せず規制から逸脱した場合に、表示および音による警告を行い、安全運転に導きます。「最高速度」「車両進入禁止」「追い越し禁止」「一時停止」の4種の標識を認識します。
4) 標識認識連動型スピードリミッター
標識認識機能が認識した「最高速度」標識の制限速度に対し、制限速度を上限に車両側でスピードリミッター制御を行います。法令遵守はもちろん、速度超過による自己抑制に貢献します。
5) 全車速車間クルーズ
これまでフルエアブレーキ車のなかでもリーフサスペンション車のみの設定でしたが、エアサスペンション車にも追加されました。全車速域で車間距離を維持するように車両を制御し、先行車が発進したにも関わらず、ドライバーの発進操作がなかった場合は、警報およびメーターディスプレイにてドライバーに先行車発進をお知らせします。
6) 可変配光型LEDヘッドランプ(ADB)
ハイビーム走行時、先行車や対向車をカメラで検知し、ヘッドランプの配光を全自動で制御し、対向車や前走車に眩しさを与えることなく、夜間走行時の前方視界を良好に保ち、安全性向上に寄与します。
7) EDSS(Emergency Driving Stop System) (単純停止/車線内停止)
ドライバーが急病等で安全に運転できない状態に陥った場合に、ドライバー自身のスイッチ操作またはシステムにより車両を停止させます。EDSSスイッチが押されると、車内には警告表示と音声警報で、車外には制動灯・ハザードの点滅とホーンを鳴らすことで、車内外に異常を知らせます。スイッチが主導で押されない場合でも、DSM、並びに車線逸脱警報装置(LDWS)の警報によりシステムが作動し、速度を徐々に落として停止させます。
プレミアムパッケージではLKA(後述)との協調制御により、直線やカーブで車線内を維持しながら停止する「車線内停止」が可能です。
8) 電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)
駐車ブレーキのかけ忘れや操作力不足による自走事故の抑制に寄与し、安全性能向上とドライバーの負担軽減に貢献します。自動作動/解除機能を備え、全車速車間クルーズ・EDSS等の運転支援装置とも連動して、停車時に自動パーキング対応します。
9) レーンキープアシスト(LKA)
フロントガラス中央部のカメラで車線を認識し、ステアリング制御で車線逸脱による事故の抑制に貢献します。また、車線内の中央走行をステアリング制御で支援し、高速走行時の長時間運転による疲労軽減を図ります。全車速車間クルーズとの組み合わせで作動し、ドライバーの漫然運転時に作動する車線逸脱抑制と、ドライバーの運転操作をサポートする車線維持支援を行います。
*各装置はドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識・制御能力)には限界があります。各システムは、いずれも道路・天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。
「コンドル」は、いすゞ自動車株式会社(以下「いすゞ」)の「フォワード」をベースに、UDトラックスの車種として、いすゞよりOEM供給されているモデルです。
詳細は、コンドルの商品概要ページをご覧下さい。
https://www.udtrucks.com/japan/trucks/condor
※新型「コンドル」誕生(1月24日15時訂正版)