UDエクストラマイルチャレンジ2020のバーチャル授賞式を開催 ~ コロナ禍にあっても物流を支える世界中のドライバーに感謝~

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UDトラックスは3月16日、運行技術を競い合う国際大会「UDエクストラマイルチャレンジ2020」のバーチャル授賞式を開催しました。コロナ禍でも物流を支えるドライバーに敬意を表して、予選を勝ち抜いた9か国10名のドライバーに「Ultimate Driver-究極のドライバー」の称号が授与されました。今年はコロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルとなった上尾での決勝戦の代わりに、オンラインで趣向を凝らした形で開催しました。
 

新型コロナウイルス感染症による巣ごもり需要もあり、Eコマースと小口配送需要が世界的に増大する一方で、荷主からのコストダウンの要求は根強く、また、安全・環境への対応など社会的要求が高まるなか、物流業界では、エコドライブなどの運転技能の向上による事業効率や生産性の改善が大きな経営課題となっています。特にエコドライブの推進は、燃費の向上による経費削減効果だけでなく、地球環境への貢献、そして交通事故削減効果を持つと考えられています。

 

当社は、世界中の様々な物流会社を対象とした「UDエクストラマイルチャレンジ」を通じ、エコドライブ・安全運転・運行技術などを啓蒙するほか、高いスキルを表彰することで、トラックドライバーの意欲向上にも貢献したいと考えています。

 

UDエクストラマイルチャレンジとは

 

UDエクストラマイルチャレンジは、世界各国の予選で勝ち抜いたドライバーが埼玉・上尾本社にあるUDエクスペリエンスセンターで開催する最終戦に集まり、「始業点検」「燃費効率・安全運転」「操作・駐車技術」という種目で、運行技能を競い合います。各種目は収益性、燃費効率、稼働率、メンテナンスコスト、そして安全性を基準として採点され、最高得点を獲得したドライバーが、物流における高い効率性を発揮するドライバーとして、「Ultimate Driver(究極のドライバー)」としての称号を授与されます。

2020年の大会はオーストラリア、シンガポール、南アフリカ、インドネシア、マレーシア、タイなどで行なわれた予選に、総勢500名以上のドライバーが参加。コロナウイルス感染拡大の影響により上尾での決勝戦はキャンセルとなりましたが、その代わり、コロナウイルス感染拡大のなかでも業務を続け、必要な物資の運搬に尽力しているドライバーの皆さんに敬意を払い、各マーケットの予選を勝ち抜いたドライバー全員を「Ultimate Driver-究極のドライバー」と認定することになりました。セレモニーでは予選を勝ち抜いた9カ国10名が、オンライン上に集結し、祝勝の印として、日本への航空チケット引換証※やUDマスクなどを贈呈し、貢献を称えました。

 

コロナ禍だからこそ開催する意義

Zoomで行われた表彰式に登壇した当社代表取締役社長の酒巻孝光は、「食料や医薬品などの運送を通じてトラックドライバーは人々の暮らしを支えています。コロナ禍においてその役割の重要性は更に増し、困難な時期に皆さんは社会を支え世界を動かしています。物理的なイベント開催が難しい時期ですが、皆さんの活躍に敬意と感謝の意を表したいと考え、オンラインでの開催を決意しました」と挨拶しました。

 

酒巻社長の挨拶を受け登壇した受賞者代表のEfren Zamora(エフレン・ザモーラ、フィリピン)さんは、「コロナ禍では都市を横断する度に書類を申請する必要があるため、運行に大きな影響を及ぼしています。私たちは安全を最優先して業務を遂行していますが、運行技術の向上は安全で効率的な運転に役立ちます。コロナ禍でもこのような国際大会を継続いただき感謝しています」と表彰の謝辞を述べました。

 

物流需要の増加と環境負荷低減の両立を目指して

 

物流業界において近年関心を高めているのが、拡大する物流需要を満たし社会機能を維持すると同時に、輸送にともなう排出ガス問題をいかに克服し、脱炭素・循環経済の実現に貢献するかという課題です。

国土交通省の資料によると、2018年度における日本の二酸化炭素排出量(11億3,800万トン)のうち、運輸部門からの排出量は18.5%(2億1,000万トン)で、そのうち貨物自動車(営業用貨物車・自家用貨物車)は36.6%(7,698万トン)を占めています。

 

当社はトラックドライバーの安全・エコで効率的な運転技能改善に関する啓蒙活動を通じて、持続的で安全・安心な物流とスマートロジスティクスの実現に貢献していきます。

 

※弊社が独自に作成したもの


当リリースに関するお問い合わせ先

UDトラックス広報
Info.udtrucks.japan@udtrucks.co.jp


【UDトラックスについて】
UDトラックスは世界60カ国以上で先進的な輸送ソリューションを提供する日本の商用車メーカーです。1935年の創業以来、「時世が求めるトラックとサービスを提供する」というビジョンを掲げ、革新的な技術の開発で業界をけん引してきました。より高い満足を求めるお客様のため、私たちは信頼性の高いソリューションにより、スマートロジスティクスの実現に向けて取り組んでいます。大型トラック「クオン(Quon)」「クエスター(Quester)」から中型トラック「コンドル(Condor)」「クローナー(Croner)」、小型トラック「カゼット(Kazet)」「クーザー(Kuzer)」までのフルラインアップ、そしてカスタマーサービスと販売金融により、世界各国の様々なお客様のニーズに対応しています。